格安simについて書かれているサイトなどを見ると、対応周波数について書かれているものがあります。
説明とともに、ドコモやauの周波数帯を載せてくれているものも多く、助かるのですが、何も知らない状態だと、端末がどの周波数に対応しているのかを見るのにどこを見たらいいのかわからないこともあるでしょう。
そこで、スペック表の対応周波数の見方について説明します。

スペック表とは?

その端末にどのような機能があるのか、どのような性能なのかが書かれた仕様書のようなものが、スペック表です。
各社のホームページにある商品説明の「仕様」や「スペック」などの欄に書いてあることが多いようです。
iPhoneのスペック表を見たいときには、アップルストアのホームページに行けばいいということですね。

スペック表には寸法・重量・バッテリー時間・CPUなどが書かれていますが、今回注目したいのが「通信」や「通信方式」と書かれたところです。
ここは各社表現が違う為、そのままではない可能性が高いですが、「FDD-LTE」や「TD-LTE」と書かれていればそこになります。
iPhone7を例に出すと、iPhone7の商品紹介ページの「仕様」をクリックして、出てきた画面がスペック表です。

対応周波数を見るときには、その中の「携帯電話/ワイヤレス通信方式」の欄を見ることになります。

LTE回線について

スペック表では「FDD-LTE」や「TD-LTE」と書かれている部分で、データ通信がメインの4G(正確には3.9G)回線です。
後に紹介する3G回線の次世代に当たり、通信速度が速くなっています。
FDDやTDと前についていて、一般にLTEと言えばFDDの方を指しますが、あまり気にしなくて大丈夫です。

そのあとに「band」とか「バンド」と書かれているところが、大事になってきます。
例えば富士通のarrowsM03では「band1/3/8/19/26」と書かれていて、LTEの子の周波数帯であれば受信できるということです。
ドコモのLTE周波数が「band1/3/19/21/28」ですから、ドコモ回線のsimカードをarrowsM03に入れたら「band1/3/19」を利用することが出来ます。

この時すべての周波数が一致している必要はありません。ドコモだとband1とband19はぜひとも欲しいと言った感じです。
だからと言って、一致数が多いと無駄というわけではなくて、その分通信が安定します。
先ほど例に挙げたiPhone7の場合、少し表記が違っていて「バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、27、28、29、30」です。

bandでもバンドでも変わりませんが、見てもらってわかる通り、iPhoneはかなり対応周波数が多いことがわかります。
またTD-LTEとFDD-LTEが分けられていますが、あまり気にしなくていいでしょう。

3G回線の見方

基本的にはLTEの下の方に並べて書かれていて、3Gと書かれていることもあれば、UMTSやW-CDMA、CDMA2000、CDMA EV-DO Rev. Aなどとなっていることもあります。
UMTSやW-CDMAなどが同じもので、ドコモやソフトバンクで使われている規格です。
CDMA2000やCDMA EV-DO Rev. Aが同系統のもので、auで使われています。
この辺りはやや複雑になるため、どこを見ればいいのかだけを簡潔に説明します。

まずドコモ回線の場合は、「W-DCMA」「UMTS」「UMTS/HSPA+/DC-HSDPA」などと書かれているところです。
W-CDMAにおけるドコモの周波数帯は「band1/6/19」で、同じようにband表記されていたらいいですが、iPhone7だと「850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz」のように表記されています。

その場合には、band数ではなくHz数を見るようにしてください。
まずドコモのbandはそれぞれ、band1=2GHz帯、band6=800MHz帯、band19=800MHz帯となっています。
この2GHz帯は、「2000MHz帯」「2.1GHz帯」「2100GHz帯」とも表現されます。

また850MHz帯は800MHz帯を包括しているため、850MHzに対応していれば800MHzにも対応していると考えてよさそうです。
つまりiPhone7は、ドコモの3Gは問題なく使えることになります。
続いてau回線の話に移ります。

とはいっても、見るべき部分が「CDMA2000」や「CDMA EV-DO」「CDMA EV-DO Rev.A」と言ったところに変わるだけで、あとはドコモ回線と変わりません。
ついでの話になりますが、iPhone7はCDMA EV-DO Rev. Aに対応しているため、au回線の3Gも使うことが出来ます。

周波数が合わなければ携帯たりえない

極端な話、wi-fiを使えば端末を運用することは可能です。
しかし、携帯電話とは屋外へ持ち歩いて使うものだと思います。
屋外ではwi-fiが使えないところが多いですし、周波数が対応していなければ、simカードが入っていても、モバイル回線に繋がりませんから、端末を携帯電話にするためには周波数の確認は必須になります。

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