simカードと端末の違いについて疑問をもつ女性

スマートフォンで通話やデータ通信を行うには、端末とSIMカードの2つの要素が必要になります。この2つは常に一緒にあるのが当たり前がゆえに、人によってはSIMカードの存在すらしらないこともあるでしょう。
ところが、それぞれが重要な意味合いを持っているため、注意しておきたいところです。

simカードはデータ通信や音声通話を利用するためのもの

大雑把な話になりますが、SIMカードは音声通話をするために回線につなげたり、データ通信をするために回線につなげたりするということが役割です。
会社側から見ると、個人を識別するためにも使っていますが、消費者側としてはあまり興味がないところでしょう。
大事なのは電話番号やメールアドレスといった情報も、端末ではなくてSIMカードに記録されているということです。

音声通話ができる端末AのSIMカードを、端末Bに入れ替えて、電話を掛けると端末Bに着信が行きます。
データ通信におけるデータ量の計算も、SIMカード単位で行われるため、携帯料金の月額というのは基本的に、SIMカードに関するお金になるでしょう。
端末が関わってくるのは、端末を分割払いで購入した時になります。

ダウンロードした音楽や、自分で撮った写真、アプリや電話帳といったものに関しては、端末に保存されています。
ですから、格安simに乗り換えた後、今まで使っていた端末で運用したとしても、使っていたアプリや画像データはそのまま残っているのです。

エリアメールおサイフケータイテザリングは端末依存

災害などが起きた時に送られてくるエリアメール(緊急速報:ETWS)やおサイフケータイなどは、SIMカードがどうだというわけではなくて、端末にそういった機能がついているかどうかの問題になります。
エリアメールに関しては、気象庁レベルのものであればほぼすべての端末が受信しますが、自治体発信のものだと受信しない端末が増えてくるのだそうです。
余談になりますが、SIMカードが入っていないiPhoneがエリアメールを受信したという話もありますから、SIMカードが関わっていないのがわかるのではないでしょうか。

テザリングに関しては少しだけ複雑になります。
まず格安SIMにおいては、端末にテザリング機能さえついていれば、一部を除いてそのまま使うことが出来ます。
キャリアだとどこの会社であっても、テザリングを行うためには申し込みが必要になるそうです。

ドコモの話になりますが、ドコモの端末はテザリングを行う際に、専用の接続先に変わるようになっています。
そのためドコモとの契約を解除して、格安SIMなどを入れて使っても、テザリングは使えません。
一見しただけでは、SIMカードが関わっているのではないかと感じてしまいますが、端末の設定が関係してくる話ですから、やはり本体の方に問題があるとみていいでしょう。

通信状況が悪いのはsimカードと端末の相性か

周波数の話になりますが、それぞれの端末は受信できる周波数が決まっていて、それぞれの回線が使っているものと対応していないと、通信状況が悪くなることがあります。
周波数はbandと呼ばれるもので、分けられていて、ドコモだとband1、band19等いくつかのbandを使っています。
bandにはそれぞれ役割がありますが、1つでもあっていれば、その電波が届く範囲では利用することが出来ますが、たくさんあるほど通信が安定するでしょう。

現実の問題として、どの通信事業者でもband1は使っていて、端末としても世界中どこで作られたものであっても、大体はband1に対応していますから、試しに買ってみて全く使えないということはないでしょう。
ただし、band1しかあっていない場合、屋内まで電波が届きにくいため、通信速度が遅くなってしまいます。
ドコモの端末のsimロックを解除して、au系のSIMカードを使う場合、周波数がband1しかあっていないということがありますから気を付けてください。

必要な機能や不具合の原因はしっかり把握

おサイフケータイを利用したいと考えているときに、「格安SIMに、おサイフケータイの機能を付けられますか」と尋ねても、無意味な話です。
まだ端末を準備していない段階であればいいですが、すでにその機能がついていない端末を買ってしまったらもったいない話になってしまいます。事前の確認と情報の把握をしっかり行いましょう

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